認知症の症状(周辺症状と中核症状)
認知症の症状を細かく見ていくと、中核症状と周辺症状に分けることができます。
認知症は脳の変化による記憶障害、認知障害になります。そのため認知症になった人はある一定の症状を抱える事が多いです。これが中核症状となります。
周辺症状というのはその中核症状によって、出てくる症状とも言う事ができ、個人差が大きくなります。
例えば中核症状の1つに感情表現の問題化というのがありますが、これは、周囲の人の感情の読み取り、自分の感情の表出が上手くできなくなってしまう状態のことを意味します。
周辺症状として、ここで妄想や幻覚というのが出てきてしまう人もおり、中核症状を元にその周辺で出てきてしまう症状というイメージです。
中核症状として上げられることが多いのが、
・記憶障害
・見当識障害
⇒見当識障害というのは、自分がどこにいて、今何時であるのかがわからなくなってしまう障害になります。よく通っていた場所でも道に迷ってしまったりすることが多くなるのはこの見当識障害から来ています。
・実行機能障害
⇒計画的に物事を進めることが苦手になります。
・判断能力の低下
・感情表現の問題化
周辺症状は、先ほど紹介したとおり、出る人と出ない人がいますが、比較的多く出てくる症状としては妄想、幻覚、うつ症状や徘徊となります。あとは暴力を振るうようになるということもあります。
これらのことが問題になり日常生活で一緒に暮らすことができないと判断をする人も少なくありません。認知症になる前は非常に優しかった人が認知症になっていくことで人が変わってしまったかのように感じることもあります。
介護をする人にとってはこのような点が非常に大きな負担になってしまうことも珍しくありません。
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